2011年01月28日

山下達郎(隷書)印影

yamashita_tatsurou18.jpg
山下達郎、隷書、15mm。

隷書の一番の特徴は大きなハライ。
例えば「下」の一画目「一」。
楷書だととめるところですが、はらってますね。

もう一つの大きな特徴は扁平気味の字形ですが、
狭い中に字を入れるので、どれだけ扁平にするかは、
職人の個性だったり、その時々の判断だったりします。
「山」と「下」の間、よく見ると、結構あいてますね。
このへんが隷書らしさの表現の一つです。

あと山下達郎さんのお名前は枠にぶつかる字画がないので、
隷書にしては字を大きく入れられています。
隷書の場合、右下の文字に大きな右ハライがあると、
枠にぶつかってしまうので、字を小さく入れざるを得ません。
「下」の場所に「達」のような字がある場合ですね。
ハライを小さくしたり、苦労しますね。
でも、隷書は字を小さくしてもハライを強調したほうが
個人的には、品がいいというか、隷書らしい気がします。

今回お名前を拝借した山下達郎さん。
少し検索してみたら、若いミュージシャンの音楽もたくさん聴いてるんですね。
すごいなぁ。
少し検索した限りですが、以外にも男っぽいロックも好きみたいです。
年取ってくると「最近の若いもんは」って一括りにしがちだけど、
やっぱり大事なのは音楽なんでしょうね。
ミュージシャンとしての視点だけじゃなくて、
音楽ファンであることを忘れてない。

私もはんこ職人としてそうありたいです。
でも、少しはそういう部分があるかな。
訓練校行ってる時も後輩を見てるの好きだったなぁ。
職人って経験をつむと逆に経験に縛られるところがあって、若い人は拙いながら自由な発想があったりする。
それに今もたまに他店のサイトを見ると、たいがいは凹むんだけど、いいなぁと思うときもあって、それは若い人であることが多い。
視点が上手い下手だけだと、若い人を評価できなくなってしまうかもしれないですね。
それにやっぱり私自身が一番のはんこ好きであること。これもとっても大事。
山下達郎さんからたくさんのことを学ばせていただきました。


posted by 上野雄一 at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 山下達郎(隷書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月27日

山下達郎(隷書)完成

yamashita_tatsurou17.jpg
朱肉をつけた後の写真なので、少し分かりにくいですね。
すみません。
posted by 上野雄一 at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 山下達郎(隷書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月26日

2011年01月25日

山下達郎(隷書)粗彫り終了

yamashita_tatsurou15.jpg
なかなかいい感じで粗彫りできた。
もちろんそれでも100%じゃない。
それが手で彫るということ。
posted by 上野雄一 at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 山下達郎(隷書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月24日

山下達郎(隷書)粗彫り

yamashita_tatsurou14.jpg
まず枠と字の回りから粗彫りしていきます。
posted by 上野雄一 at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 山下達郎(隷書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月22日

2011年01月21日

山下達郎(隷書)字入れ

yamashita_tatsurou12.jpg
隷書は、楷・行・草書に比べると、
直線的な字画が多いので、
コツをつかむと、逆さ文字も割りとバランスが取りやすいです。
posted by 上野雄一 at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 山下達郎(隷書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月20日

山下達郎(隷書)字割り

隷書のフルネームはまだ彫ってなかったので、隷書で彫ります。
yamashita_tatsurou11.jpg
隷書は扁平ぎみの字なので、扁平にするため、
字間をあけるように字割りすることが多いですが、
今回はただ四角く字割りしただけです。
「山下」が簡単で、横画がしっかりしているのと、
「達郎」も扁平に見せやすい字画で、
バランスがとりやすいと判断したためです。

上と右の字割り線が二重になっているのは、
始めに大きく引いてしまったために
後から小さく引き直したためです。苦笑

縦の中心線が二重になっているのは
「山下」が字画が少ないので
小さく書くための字割りです。
posted by 上野雄一 at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 山下達郎(隷書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月19日

山下達郎(隷書)印稿

yamashita_tatsurou02.gif
隷書で下書きです。
posted by 上野雄一 at 19:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 山下達郎(隷書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

山下達郎(小篆風)印稿

今月は山下達郎さんの名前を彫ります。
まずは小篆風で印稿書きしてみました。
yamashita_tatsurou01.gif
展覧会では字を大きく入れるのが主流なので、
出来るだけ枠一杯に入れてみようと思って書きました。
しかし、枠で字が隠れてしまうのは
個人的に好きではないので、
いつもなんとか出来るだけ隠れないように工夫しています。
今回は文字にも助けられてますが、
上手く収まっているのではないでしょうか。

あと「達」の字って少し気になりませんか?
「しんにょう」はいいのですが、「幸」の横画が一本多い。
これは「幸せ」とは別の字で、
「大」の下に「羊」を書いた「タツ」という字です。
羊が生まれる様子を表していて、
子羊の意味と、通りがいいという意味の字だそうです。
いつも「達」って2本だったか3本だったか分からなくなるんですけど、羊だって覚えておけば、間違えないですね。

ちなみに「幸」は「手かせ」を表した象形文字だったそうです。
それが幸せという意味になるなんて不思議ですね。
posted by 上野雄一 at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 山下達郎(隷書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月17日

山下達郎

音楽を例に出したので、山下達郎さんについて思い出したことがあります。

もう結構前になりますが、
山下達郎さんがラジオにゲスト出演した時、
「若い人の音楽も聴くんですか?」
というような質問をされたんですね。
その答えが
「聴くよ。イースタンユースとか」
っていう・・・
結構驚きませんか?

山下達郎さんについては説明する必要ないと思うんですけど、音楽の知識も半端じゃなく、自らもラジオ番組で選曲されています。

イースタンユース知らない人のために簡単に書いておくと、文語調の詩を情緒的なメロディーにのせてガナリ立てる個性的なバンドです。メロディアスという以外、山下達郎さんの洗練された音楽とは対極の、泥臭くうるさい音楽です。

山下さんというと、洗練された職人的な音楽の頂点にいる方ですが、こんな泥臭くうるさい音楽も好きなんですね。
それに日本の若いロックバンドまでアンテナ伸ばしてることに、とても驚かされました。
(もちろん山下さんより若いという意味で、イースタンユースもいまや40歳以上のおっさんバンドです)
世代もジャンルも超えていいものを評価できる姿勢・・・すごい。

posted by 上野雄一 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 山下達郎(隷書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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