2010年02月18日

弘行(印篆)印影



弘行、12mm、印篆。



オーソドックスな印篆の字形を使って、少し粗彫り感を残そうと思ったのですが、思っていたよりは綺麗に仕上げてしまいました。それでも少しは手彫りらしさを残して仕上げたつもりです。



個人的には整えすぎない印篆は好きな書体です。

ですが、そういう職人には会ったことがありません。

やはり綺麗に綺麗にという人がほとんど。

ただ、手で彫っても、綺麗に彫りすぎると、機械っぽくなってしまいます。

手彫りしている人が少ないから仕方ないけど、

上手い下手だけではない、手彫りらしさという価値観も大事だと思います。



ちょっとそれますけど、若い職人さんは「下手なくせに」とか言われることなんか気にせずにどんどん手で彫ってほしいですね。手彫りの場合は、下手も味の内。上手くなると、逆に味のある印鑑を彫るのは難しくなるんだから、その下手な印鑑も今だけのもの。貴重ですよ。


posted by 上野雄一 at 13:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 弘行(印篆) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもここでアップされる印鑑を彫るときは、印材に逆さ文字を書かれてますが、どれも枠ぎりぎりまで書かれてます。
枠の部分は初めから字入れの時には考慮しないのでしょうか?
Posted by 匿名 at 2010年08月21日 11:32
コメントありがとうございます。
細枠の場合、そんなに枠は意識しませんが、考慮していない訳でもありません。数を彫っているうちに、感覚的にこの位かなという感じで、枠は書かずに字を書くようになりました。ただ、大きい印材に彫る時など不安がある場合は書くこともあります。
確か私も習った時は枠を書くよう指導されたような気もしますが、実際の仕事では省ける手間は省きたいものです(笑)
自分ではだいたい思ったとおりになってるつもりですが、もう少し小さめに字入れしたほうがよいとお感じでしょうか。
私は印篆なら一画が枠にぶつかる程度を目安としていますが、あとはお客様のご希望に沿って、という感じです。
Posted by 上野雄一 at 2010年08月21日 11:33
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