2010年02月04日

上手い下手と良し悪し

店頭でお客様が昔作った印鑑をお持ちになることがあります。
その中にかなり古いもので、一目で手彫りと分かるものがあります。
決して丁寧に彫られているわけではなく、むしろ雑。
バランスもゆがんでいて、線の太さなんかそろえる気がない。
一言で言えば、下手なのです。
しかし、私はそういう印鑑が好きです。

機械がない時代は全て手彫りです。
つまりその時代の職人の多くは別にこだわって手彫りをしていたわけではなく、出来よりも早く彫ったほうが収入になるという考えも当然だったわけです。

整ったものばかりが世の中に溢れている中で、こういう印鑑はむしろ手彫りらしい素朴な雰囲気をかもし出しているのです。

上手いことといいこととは別のこと。
難しいですなあ。


posted by 上野雄一 at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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