2013年05月26日

甲信越(篆刻)試作5

しつこいですが、また甲信越。

前回「甲」の字について書きましたが、
実は「信」も「越」も、私の持っている字典には、
甲骨文字の字例がありません。

たまたま出土されていないのか、
その時代にそういう字がなかったのか、
私の辞書にないだけなのか、
ないものは作るしかありません。
(ない場合、甲骨文字で作らないほうが賢明かも・・・)

で、作ったのですが、
前回「試作4」の「信」と「越」はおそらく間違い。
小篆を甲骨文字っぽくしただけ。
もっと甲骨文字っぽく・・・こうかなぁ。

koushinetsu23.jpg

因みに今回の「試作5」と「試作4」は
字入れなしでいきなり彫ってみました。
koushinetsu21.jpg
印面ほとんど写っていないですね。
koushinetsu22.jpg
の割りにはバランスが整ってしまった。


posted by 上野雄一 at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越(篆刻) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月25日

甲信越(篆刻)試作4

koushinetsu15.jpg
甲信越(篆刻)15mm。

甲骨文字風・・・

甲骨文字というのは、
亀の甲羅や獣骨にほられた
篆書よりもずっと前の、
漢字の起源ともいうべき文字です。

えー、風というのは、自信がないからです。苦笑

当初の目的としてガリガリとやっただけのものを作りたかったのですが、
それならガリガリとやっただけの甲骨文字みたいなほうがいいと思ったのです。

ただ、技術的、造形的には、独学で多少まねすることが出来ても、
文字学として正しい字かどうかの判断は独学では難しい・・・
字例のない(少ない)文字も多いですし。

例えば「甲」の字。
甲骨文字の字典を見ると、
kou.jpg
右の字書には、2つの系統の字がある。
1つは今回使った十字型。
もう1つは四角の中に十字を書いた字形。
(「田」の口と十が離れている字形)
しかし、もう1つに字書には十字しか載っていない。
私には判断できず、とりあえず十字型を使いました。

ただ、では10も「十」じゃないかと思うのですが、
甲骨文字で「十」は「|」これだけみたいです。
juu.jpg
しかし、
nana.jpg
「七」の甲骨文字も十字なんですよね。
何か違いがあるのでしょうか。

篆刻や書の先生につけば、
この辺は見解を求めることが出来るかもしれません。
独学のつらいところです。

漢字学としては白川静が有名だけど、
それだって異論があるみたいだし、
実際は分からないところも多いんだと思いますが、
それを私みたいな素人は判断できないですよね。
posted by 上野雄一 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越(篆刻) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月24日

甲信越(篆刻)試作3

まだ懲りずに試作。
今度は思い切り作為的に。
字入れも一応ちゃんとしました。

koushinetsu11.jpg


わざと右上がりにしています。(逆さ文字なので、印面は右下がり)

koushinetsu13.jpg

これは線を一回で彫った状態です。
字入れをちゃんとやったので、案外綺麗に彫れています。
ですが、これは始めから線の両側を彫るつもりだったので、
もう一回彫ります。

koushinetsu14.jpg

まあ、普通ですね。
思ったほど変ではないけど、予想通りというか、
右上がり右斜め上はかっこよく見えるので、これが篆書にはイカンです。

篆書はもともと右上がりも、右下がりもない文字です。
ですが、篆刻作品は右下がり右斜め下のものが結構あります。
特にさらっと彫る人にその傾向が現れます。
一方で、右上がり右斜め上はほとんどない。

理由は、篆書は平板な書体で、かっこつけた感じが合わないのと、
もう一つは彫り手がみな右利きだからです。

篆刻は書の一分野なので、左利きはほとんどいない。
右利きは字を書くと、自然と右上がりになります。
彫るのは逆さ文字なので、右下がりになるのが自然。

私は左で彫るので、右上がりを実験してみたくなったのです。
posted by 上野雄一 at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越(篆刻) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月22日

甲信越(篆刻)試作2

懲りずに構成を変えてもう一回。

koushinetsu02.jpg


さっきよりはましだけど、うーん・・・

で、線を1回で彫ったであろう名品を見返してみると、
あまり深く太く彫ってないことに気づきました。
やはり深く彫ると、思わぬところが欠けてしまうようです。

このままというのもなんなので、
もう一回、刀を入れてみる。

koushinetsu03.jpg

見られるようにはなりましたけど、普通。

はんこ屋なので、普通でいいんですけど、
色々試したくなるのが人情ってもんです。
posted by 上野雄一 at 10:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越(篆刻) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月21日

甲信越(篆刻)試作

皆さんはどう思われたか分かりませんが、
握刀法で「関東」と彫った篆刻、
自分では悪くないと思ってまして、
今度は3文字で彫ってみようと思いました。
関東ときたら、「甲信越」ですが・・・

koushinetsu01.jpg


あー、ふたつ彫ってみたけど、全然ダメだなぁ。

普通は線の両側を彫るんで、
一つの線を彫るのに2回彫るんですけど、
やはり線を一回で彫るのは難しい。

おまけに3文字だとどうしても構成が作意的にならざるを得ないので、いやらしさが出ちゃってます。
posted by 上野雄一 at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越(篆刻) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月20日

篆刻の彫り方

こども商店というイベントで篆刻を体験してもらった時、
改めて篆刻の彫り方を意識しました。

自分では意識しないうちに、自分なりの彫り方になっていたのですが、
独学ではじめた当初は、入門書に載っている彫り方を色々試していたのを思い出しました。

しかし、改めて他人の彫り方を目にするまで、
自分ではどう彫っているのかはあまり意識しなくなっていました。

で、改めて書籍を読み返してみると、
印刀の持ち方は主に3種類あるそうで、
私は主に双鈎法です。
touhou1.jpg
印刀の上に人差し指と中指の2本をかける持ち方で、お箸の持ち方に近いですかね。
刀を手前に引いて彫ります。
今は篆刻台も使いません。
印材を直接手に持ったほうが楽に彫れると思います。
楽なので、この彫り方になりました。

次に単鈎法です。
touhou2.jpg
双鈎法に似ていますが、中指が印刀の下にきます。
鉛筆の持ち方に近いと思います。
子供たちはこれに落ち着いたようでした。
おそらく篆刻台を使うと、これがしっくりくるのだと思います。
主に押して彫ると思いますが、
押し刀で長い線を彫ると、刀が抜けやすいのと、
曲線が彫りにくい気がします。

そして、もう一つ、握刀法です。
touhou3.jpg
ガッチリ持ちです。
力が入るのですが、逆にコントロールが難しかったので、これはしばらく使っていませんでした。
特に初心者はやらないほうが賢明だと思います。

自分だけでやっていると、改めて彫り方を考えたりしないので、
いいきっかけになりました。

posted by 上野雄一 at 18:07| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月12日

山田正平のお墓

運転免許更新のため府中試験場に来た。
なかなか一人になることが少ないので、ついでに向かいの多摩霊園ヘ。

目的は山田正平のお墓。
一般のかたは誰だかわからないと思いますが、すごい篆刻家です。

篆刻家としても異彩を放っていましたが、お墓もしかりです。

前面には作品が刻されています。
posted by 上野雄一 at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月11日

例え太陽を黒く塗っても2

オリンピック招致と相まってか、どこにでも出没する国体のイメージキャラクターゆりーとくん。
息子の保育園にも来たみたいで塗り絵をもらって来た。

でやってみたのがこれ。



乙武洋匡さんが子育てについて、例え子供が太陽を黒く塗っても止めたくない、とおっしゃっていましたが、まさかゆりーとくんも黒くされるとは思ってなかったでしょう。笑

と言うか白いキャラクターの塗り絵って・・・
posted by 上野雄一 at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこ以外の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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