2012年10月31日

鈴代(小篆風)印影

suzuyo18.jpg
鈴代(小篆風印篆)13.5mm。

普通です。
個人的にはやはり枠で字が見切れているところが気になります。
お客様のご要望ならもちろん構わないのですが、
自分でこういうのはなるべくやめるつもりです。
やはり字はちゃんと収めないと。

あと、少し下に空間が足りなかったですかね。
そんなところでしょうか。

褒状ということで上位入賞はなりませんでしたが、
自分でこれだけマイナス点を挙げられるのに、
褒状をいただけるのはありがたいことです。


手彫り印鑑はもちろん手仕上げ印鑑も手書き印影
印影で選ぶなら【上野印房】


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2012年10月26日

料理の鉄人

チラッとしか見られなかったのですが、
『料理の鉄人』という番組をやっていました。

その場で課題を出題されて、制限時間内に料理を作る。
それを審査員が採点を公開する。

はんこ職人の競技会もこういう形式で出来ないかなと思います。
その場で文字と書体が出題され、初見で彫刻する。
審査員が実名で採点を公開する。

現在、はんこ職人の展覧会・競技会は主に3つあります。
そのうち、二つが出品形式、一つが会場で彫刻する形式、
ですが、出題方法は全て同じで、
事前に文字が出題され、書体は自由もしくは篆書で、どっちにしろ結局は小篆風印篆。

これ自体に批判的な気持ちは全くありませんし、
むしろこういう場を与えていただいてありがたいのですが、
その場で文字と書体を指定されて、初見で彫るという形式は普段の仕事振りが反映されて面白いでしょう。

ネットを使えば、自店にいて出来るので、出場者の負担はほとんどありません。
さらに出場者同士が採点しあってその採点を公開すれば、フェアですし、一般のお客様にもご覧いただけて、広く業界の技術をアピールできます。
どうでしょう。
はんこ職人のみなさん、腕がなりませんか?
posted by 上野雄一 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月25日

鈴代(小篆風)墨打ち

suzuyo15.jpg
墨打ちをしたところです。
作業工程について詳しくは「手彫り印鑑の出来るまで」をご覧下さい。
posted by 上野雄一 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 鈴代(小篆風) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月22日

鈴代(小篆風)粗彫り

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posted by 上野雄一 at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 鈴代(小篆風) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月18日

2012年10月16日

鈴代(小篆風)字入れ

大印展・・・今年も褒状止まりです。
うーん・・・
今のところ他の出品作を見てないので、なんともいえませんが、気を取り直してもう一つの出品作です。
suzuyo11.jpg
posted by 上野雄一 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 鈴代(小篆風) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月06日

小篆風印篆について思うこと2

小篆風印篆ももちろん悪いことばかりではなく、字形はかっこ悪いですが、徐三庚風の強弱や終筆表現を取り入れたのはかなり革新的だったと思います。(しかし、徐三庚なら文字自体の怪しさはありますが、形のかっこよさや空間の使い方なども取り入れてしかるべきと思うのです。)

小篆風印篆が登場してからというもの、小篆を勉強しなくても、起筆終筆の処理だけ覚えれば、割りと簡単に表現できてしまうので、一気に他の書体を駆逐してしまいました。
先日具体的に変だと思っていることを書きましたが、一番気持ち悪いと思っているのは、多様性を認めない感じです。
書体に貴賎がないのは当たり前ですが、極端に言えば、
小篆風印篆=上手い
印篆=レベル低い
小篆=変・分からない
みたいな認識が職人の中に流布していないか、ということです。
単純に難易度で言えば、小篆風印篆より、印篆、小篆のほうが難しいはずです。もっと言えば楷書が一番難しい。
しかし、小篆風印篆しか評価されない。
多様性を認めないことは、価値観・物の見方が固定化し、やがて技術も衰退することでしょう。
実際、今は仕上げの技術だけを競っていて、篆書そのものの字形の美しさや空間との調和がないがしろにされている気がしてなりません。
(小篆風印篆が登場する前の職人さんは、いかに仕上げをしていないように見せるかということに苦心していたように見えますが、今は刀のキレを見せることのみが重要なようです)

小篆風印篆は印篆を小篆風に見せるという小川瑞雲氏のかなり独創的なアイデアで、独創的なものはいくら上手に真似しても所詮パクリにすぎないと思うのです。主流にすべきは本来の小篆と印篆ではないでしょうか。
ご同業の皆さん、どう思われますか?
匿名でも、実名でも構いませんので、ご意見いただけないでしょうか。
posted by 上野雄一 at 11:10| Comment(3) | TrackBack(0) | はんこの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月04日

小篆風印篆について思うこと

長くこのブログを読んでいただいている皆様には薄々感づかれておられると思うのですが、私、小篆風印篆があまり好きではありません。
自分としてはできるだけ小篆らしく四角く見えないようにしています。

今こんなことを言う職人はいないと思うのですが、おそらく小篆風印篆が出現した時には違和感を持った職人も多かったろうと推測します。
今誰も言う人がいないので、私が感じている違和感を書いてみます。

  1. 小篆と印篆を合体させるという考え方自体、気持ち悪い。
    小篆から印篆が作られて、それをまた小手先で小篆風にする。
    で、出来たのは小篆らしさの欠片もない字。
    そんなに小篆にしたいなら、小篆ではんこ彫ればいいのに。
  2. 文字がぎゅうぎゅう詰めで可哀想・・・
    小篆はもともと伸びやかな書体なのに、ぎちぎちに四角く詰め込まれる。
    印篆だって、もっと文字間、行間に余裕があります。
    さらに小篆は縦長の字形なのに、小篆風印篆では扁平にされることが多い。
    丸印ではぎゅうぎゅうどころか枠で字を欠けさせてもかまわないなんて、字が可哀想じゃありませんか。
  3. 筆法としておかしなことになってる時がある。
    例えば、「上」という字。
    ue.gif
    1が普通の印篆。
    実用印では左の空間を消したいためか2がよく使われます。
    2を筆っぽい表現にした、いわゆる小篆風印篆が3です。
    起筆の打ち込みや終筆のトメを表現します。
    (本来小篆は起筆終筆をあまり表現しませんが、して悪いということもないので、それはおいといて)
    よく見てください。
    楷書での縦画にあたる字画の起筆どこでしょうか?
    ・・・
    ほーら、気持ち悪い。
    筆で下から上に書くなんてありえないのに、そう見える。
    筆の動きを表現しているのに、気持ち悪いですね。
だれも言わないんですけど、私の考え方がおかしいんですかね?
posted by 上野雄一 at 15:54| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月03日

お金は人に払うもの

このたびの移転で自分にしては大きなお金を使う機会があったので、それはそれで勉強だと思うのです。
そこで思ったのは、買い物って、この人に払ってよかったな、と思えるかどうかが大きいなということです。

不動産屋さんは東京中自分の足で物件を探し回っていただき、にもかかわらず契約の時に「この条件では上野様に不利益になってしまう可能性がありますので、契約できません」って言ってくれて、本当に信頼できるなって思いましたね。

それからリフォーム屋さんも、うちがなかなか物件が決まらないので、何度も無駄足をさせてしまったのですが、全く嫌な顔せず良くして頂き、本当に運が良かったです。

一方、某業者はお金の話ばかりするので「オレは同じ者作りしてる人間だから、値切ったりしないから、その代わりいいものを作ってくれ」って言ったんですけど、何も響かない感じで・・・、オマケに現物大きな間違いしてきて「お前、これ全然違うだろ」って怒鳴ったら、「あれー、なんでこうなっちゃったのかな。でも、上から貼り直せば同じですんで」
・・・怒るの止めました(笑)
いや、間違いまではいいのよ。
「すみません。ちゃんと直しますんで」って頭下げれば、「まぁ、間違いは誰にでもあるから」ってなるんですけど。
本人の気持ちの中に申し訳ないってのはなくて、ヤバイってだけなんですよね。
いい仕事をする意識じゃなくて、仕事をこなすだけの意識。
50万弱、払った気がしなかったですね。

自分も間違いはします。でも、誤魔化すようなことはしてはいけないですね。
この人に頼んでよかった、って思われるはんこ屋にならなくては・・・
難しいことですが。
posted by 上野雄一 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月02日

手彫りは大変

先週の土曜日、年に一度のはんこ屋の展示会がありまして、そちらで偶然「印善」さんに声をかけていただきました。
(私が見たネットショップの中では唯一誤魔化しの見えない手彫りを販売しているお店です。)
で、やはり手彫りの話になったのですが、印善さんでも大変なようです。
ちょっと手彫りの仕事が立て込むと、他の仕事が出来なくなるとか、手彫りも断らなくてはいけなくなるとか、同じ悩みを持っていらっしゃいました。
手彫りは本当に大変なのです。
印善さんは、私が考えている手彫りの最安値くらいのイメージです。
それで大変だと仰られているので、それより安いお店は疑ったほうがいいですね。
posted by 上野雄一 at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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